#Laboratory
2018.02.19 | ILY
WKWK morning #06_Communication-DESIGN
theme1:sharing economy
シェアリングエコノミーとは:ソーシャルメディアを使ってモノ・お金・スキルを共有していく新しい経済の仕組み、サービス
●MEDIA MAKERS
都市の中にある余白を新しい広告メディアとしてシェアするためのプラットフォームサービス
→いままで広告メディアとして意識してなかった場所・空間を再発見し、広告のあり方の新しい価値を考える
Agenda
01.シェアリングエコノミーの概要
02.シェアリングエコノミーのサービス例/日本と海外とのちがい?
03.今後の変化について
01.シェアリングエコノミーの概要
2008 「Airbnb」
2010 「Uber」
2013 「メルカリ」
2014 「スペースマーケット」「akippa」
モバイル・タブレット端末普及によりシェアリングエコノミー発展が後押しされる→SNSがあることで、個人間の信頼関係が保てるようになったことで他人とのシェアのハードルがさがる
シェアリングエコノミーによるメリット
→for ユーザー:市場の民主化
→for 企業:新しいビジネスの創出
02.シェアリングエコノミーのサービス例
シェアされるものの種類は下記のように分類される。
1、場所のシェア
2、移動のシェア
3、モノのシェア
4、リソースのシェア
アメリカ
オンデマンドで、必要な時にすぐ使えるサービス。または、よりユニークな体験ができるサービスが普及しやすい。副業としてスキルをシェアするサービスも活発に利用されている。
日本
メルカリなどフリマアプリや、スキルシェアのサービスがよく利用されている。日本人は所有型消費の形式に慣れていて、また法整備が後手の対応になってしまうため、Airbnbなど民泊系サービスが定着しづらい。
中国
中国の文化に合わせて既存サービスをカスタマイズされている事例が多い。法制度の制定が日本に比べスピーディーに行われるため、不動産会社と民泊系サービスとの連携など、より信頼度の高く利用しやすいサービスが独自に根付いている。またスマホ普及率の高さもサービス定着に一役買っている。
03.今後の変化について
2017年日本のシェアリングエコノミーの特徴
・民泊新法の成立による民泊系サービスの普及
・地方創生のきっかけとして使用
・家事育児の手助けとして使用
これらの動きを受けて、今後はいまの生活における問題解決の手助けになるようなサービスが定着してくのではと考えられる。
シェアリングエコノミーの課題
・安全性の担保
・法整備が遅い
・デジタル格差
・保険・補償制度の整備
・サービス提供者への課税
・個人のシェアに対する抵抗感
これらの課題を前にデザイナーの役割とは、地域の文化・人の生活行動を理解した上で、サービス周知・ブランディングを設計し、更新していくことなのではないだろうか。
ディスカッショントピック
・CtoCのマッチングビジネス
・フリー/パブリック/シェア
・評価社会経済
・シェアの傾向は、新しいものが必要じゃなくなってきた世界で、必然性のある社会の流れ
・モノ消費/コト消費
・今後の新規サービス誕生や発展には現代哲学の見直しが必要かも
・鉄道はそもそもシェアリングエコノミー
・「シェアする」という感覚はじぶんたちの生活にすでにある
・Anyca(車シェアサービス)
・サービスを浸透させるための最も高いハードルは、その概念を伝えていくこと
・固有化/共有化
・サービスを利用するユーザーに対する適切な報酬とは?
・人の気持ちの設計と、UX設計
theme2:コミュニケーションデザイン
コミュニケーションデザインとは:人と人のあいだのコミュニケーションをデザインすること
→相互に共通の認識をもつ、つながりを生む
渋谷の雑踏のなかのコミュニケーションデザイン?
→ブランディング
→内装
→サービス
→コンテンツ
→広告、、、
*コミュニケーションデザイン
=どういうラブレターをつくるか?
=そのラブレターをどのような環境で渡すのか?
=その表現が本当に適切か?
→伝えたいことに対して最良の環境・方法をデザインすること
基町プロジェクト
広島市中区(官)→地域住民(民)←広島市立大学(学)
大学の力で地域活性化することを目的としたプロジェクト
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市営基町高層アパート:戦後の広島において、スラム街解消のために建設された高層アパート
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基町アパートの問題:高齢化による住民の減少、治安が悪いイメージ
→これらを払拭するための街づくりが必要に
基町プロジェクトのミッション
1、クリエイターが集まる街にする
2、若者が豊かに育つ街にする
3、色んな人がクロスオーバーする場所にする
→賑わいあふれる街に!
・・・基町が楽しいところであると伝えていく必要がある
基町プロジェクトにおけるコミュニケーションツール
・活動拠点M98
・学生主体の活動グループ
・基町の地域行事への参加
・地域会議への参加
・活動報告誌
・月一活動報告チラシ
・オープンミーティング
・食を通じたイベント
・WS、シンポジウム
・基町、昔の写真展
・Facebook
・ウェブサイト
→情報の透明度不足=他者の共感を得にくいことが課題
コミュニケーション向上のためには?
認知をあげる→ファンを増やす
そのために必要なこと
・SNS
・イベントのキャッチコピー
・運営メンバーの顔
・自己紹介文
・より地域のひとが密着できる機会の増加
ディスカッショントピック
・日本全体が少子高齢化が進んでいる
・日本人だけでは地域活性化をしきれない現実があるので、海外に向けた目標を設定するのが必要なのでは?
・アパートの内側の視点から定期的に発信する
・現在では若年アーティスト夫婦が空き店舗を利用してコミュニティスペースを運営、発信を始めている
・地域の人の賛同が必要→とにかくよりわかりやすく魅力的に説明すること
thank you! I Love you!
