ILY.branding process-1

ILY.branding process-1

ILY.は3期目を迎えるにあたり、ロゴを含むいくつかのCIと組織編成を刷新しました。
今回のブランディングプロセスを整理していきたいと思います。
進行中簡単に記したメモは下記となります。
>> LAB_ILY.BRANDING#01

 

1)大目的の設定

今回のリブランディングにあたる目的を整理していきます。
私たちの目的は大きく2つあり、
1つめは、これまでの知見を整理するためです。
2つめは、今後の業務領域の拡張のためです。

まず1つめの目的についてですが、私たちは個人が集合しデザインに取り組んでいます。
そのため、デザインについての知見を特定の個人が持ちすぎ、ブラックボックス化することは私たちチームの成長や拡大のための阻害要因であると考えています。下にハーバートビジネスレビューに掲載された論文の図を引用します。

出展:HBR 201604

上記の縦軸は「何をやるか」。大文字のDESIGNは広義で設計という意味のデザインを指し、designは狭義での見た目の美しさなどを担うデザインを指しています。そして、横軸は「どのようにやるか」であり、左はgenius・一人の天才がアーティスティックに取り組む手法を指し、右はGroup・私たちのようなチームを指しています。
上でイエローで塗りつぶしている箇所が私たちILY.が創業から目指している領域であり、そのために創業当初からConsulting-Creativeの両領域を有したチームを構成しています。

私たちはこれまで、上記のイエローの領域をチームとして取り組むために「特定の個人のみが行うことができるブラックボックス化された知見」を極力廃しチームの財産としてあらゆる知見を構造化しアーカイブに取り組んできました。
今回のブランディングについてもその一環として取り組んでいます。

つぎに2つめの目的について、私たちはクリエイティブオーダーを入り口としたブランディングの仕事に多数取り組んできました。それは企業であり、商品であり、サービスであり、団体であり…対象は様々です。その取り組みの中で踏み込みにくい領域があることに気づきました。それは「組織のデザイン」です。コーポレートブランディングに必要なのはロゴやミッション-ビジョン-バリューのみではありません。そこに所属する人々のパフォーマンスを最大化するためのあらゆる仕組みが必要となります。

私たちは外部からコンサルテーション・クリエイティブに携わらせていただく際に、それらに介入しづらいことがブランディング・リブランディングの効果を最大化する障壁となっていることに気づきました。
そのため、本リブランディングプロジェクトのもう一つの目的は、私たちが今後デザインの領域を拡張するための一つの有益なケーススタディとすることです。

 

2)リブランディングにより達成するゴールの設定

1)を大目標とし、次にリブランディングにより達成したい「私たちの組織的ゴール」の設定を行います。
私たちが設定したゴールは下記の2つの数値目標です。

1つめは、チームメンバーの数
2つめは、メンバー数を達成するための売り上げ目標値(利益)

1つめは15名に設定しています。私たちは取り組めるプロジェクトのサイズ・数量を増やし、分野を拡張し続けることがデザインの新たな可能性に出会うための手段であると考えています。そのために「異なる専門知を持つメンバー」「質とスピードを向上させることができるメンバー」を獲得していくことが必要です。
2つめはメンバーを獲得しチームを拡張していくために、私たちは大きな金銭的バジェットを担保しなければなりません。また、増員にあたり現状オフィスのキャパオーバーを視野に入れる必要もあります。そのためのリソースを獲得するための数値目標を設定しています。数値目標は短期・中期・長期とでそれぞれ具体的に導きます。
私たちの場合短期を1年、中期を3年、長期を5〜10年とし数値を設定していきました。

そこから、上記2つの短期での数値目標をKPIとし、本プロジェクトの評価を行います。


【実験期間と効果検証期間】
実験期間をILY.の3期目(2018年6月1日~2019年5月31日)とする。
効果検証期間をILY.の3期目終了後の2019年6月1日~10日とする。
(補足:効果検証はKPIの達成および(※検討中)にて行うものとする。)

1と2を整理し、本プロジェクトのミッションを下記の通り定めます。


最終的な成果物として下記を得るものとする。

1.メンバー間での知見の共有および、ILY.社としての知的資源の構築
2.事業領域の拡張
3.KPI達成によるILY.の企業的成長

3)リブランディングの内容について

ここからは手法を整理していきます。

 

●リブランディングの必要条件について
まずは検討すべき必要条件を明確にします。

1.長期的にILY.が社会と良好な関係性を築けること
2.短期的にILY.の課題を解決しうること
3.ILY.にコミットしているメンバーの目的・目標と一致していること。またはそれを助けるものであること。

上記をリブランディングの必須条件として設定します。
1つめは、企業は社会に対し有益な貢献を行いながら存続するものであるという辻原の理念によるものであり、2つめは、効果測定を含め一般的なブランディングの目的が短期(〜5年)の課題解決であることによるものです。
3つめは、私たちの会社の最も重要な経営資源は参画メンバー一人一人であり、彼ら一人一人の目的に貢献しながら、それを助けることがチームの重要な存在意義であるとするものです。

1については、現オーナーとして辻原が検討し、2と3については社内でWSを行い要素を抽出します。

 

●成果物について

1~3を条件とし、下記を目的とし必要な制作物よび仕組みを成果物とする

1.ILY.について表現され・適切にコミュニケートできるもの
→対象者は、社外、社内
2.ILY.に仕組みとして実装され既存のパフォーマンスを超えることができるもの
→対象者は、社外、社内

 

具体的なプロセスについては次回に。

 

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